日本時間の2月27日、自宅へ帰宅してからアメリカの第89回アカデミー賞を見ていました。
見終わるときには夕方に帰宅して深夜2時を越していました。1時間も・・・それもそのはず、見ていたのはWOWOWの生の中継を録画と字幕版の両方だからです。メモを取りながら10時間ぶっ続けで、画面の前に存在するという異様な光景を地獄として楽しみました。
両方見るのは生の中継の5時間半強(レッドカーぺット、日本のスタジオと現地の映像の吹き替え)+4時間(字幕版)で、途中で見直した部分を含めると10時間ほどの時間を要しました。膨大な情報量の前に死にそうになりながら、”映画地獄の2・27ドキュメント”とはこのことです。
<生と字幕版のニ刀流のワケ>
生の中継の5時間半を見ただけでは”細かい差異”が分からないため、字幕の4時間も見なくてはなりませんでした。宮本武蔵ではありませんがニ刀流です。細かい差異とは生の吹き替えだと劇中に必ず数方向のズレ(吹き替えの秒数や正確性、日本人声が邪魔など)が生まれます。ですが、字幕版は会場の反応とぴったり噛み合った雰囲気や差異が確認できます。
それなら字幕版だけ見れば言いということになりますが、それだと時間の経過がリアルに体感できないため、不完全なのです。また、レッドカーぺット部分や日本スタジオなどのシーンも見れません。生の中継の方も大切なのです。
最終的に生の中継と字幕版の両方のバージョンに見る価値があるということになります。
<映画愛子風は独自目線の反らし>
個人的にはショーレースのことは多くの記事や他のブロガーさんも書いてる部分のため控えめでいきます。映画愛子風は独自目線の反らしでいきます。
あえて随所にトランプ政権への批判、作品賞の読み上げの祭のトラブルや助演女優を受賞したヴィオラ・デイヴィスの受賞スピーチ、外国賞のイラン人監督のボイコット、『ラ・ラ・ランド』などには触れません。
<やはり実力者 司会者のジミー・キンメルとマット・デイモン>
今回で個人的に印象に残ったのが司会者のジミー・キンメルです。やはりアカデミー賞、実力を持つ人物を起用してきました。年齢を見るまではもう少し若いと感じていましたが、実は49歳でした。
アメリカABCのテレビ番組の司会を14年ほど務めるなど、ある程度若さと経験豊富な存在です。ジミー・キンメルとノミネート俳優で製作者も勤めたマット・デイモン(現在46歳)との対決姿勢の台本や随所のシーンは印象に残りました。
序盤から中盤にかけてのジミーの一方的な無言のやり取りの苦笑は残りました。二人の信頼関係が喧嘩とも取れるコメディ感覚をもたらして、式を盛り上げてたと見終わって振り返ると感じられました。
特に音楽監督のハロルド・ウィーラーを紹介する時の客席の側でジミーがマット・デイモンの傍を通り過ぎた時のやりとりはよかったです。会場からは笑いが込み上げていました。わたくし映画愛子もこのシーンを数度見ましたが最初は笑いました。
この人がジミー・キンメル
<今後も期待の黒人俳優のマハーシャラ・アリ>
数多くの部分が印象の残るわけですが、骨が見えそうになるまで極限まで絞った中で、個人的には俳優では『ムーンライト』で第89回アカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリが印象に残りました。
マハーシャラ・アリが助演男優に選ばれた『ムーンライト』は終盤に作品賞も受賞することになるため、大きく演技で貢献していたようです。
昨年よりはアメリカ内部のアフリカ系の俳優への風当たりも多少は緩和しつつあるともいえるため、今後も期待の俳優でしょう。黒人監督とコンビを組むことになるのかも注目です。
<ハリウッドセレブの胸元>
胸元を出した女優たちが数名居ましたが個人的に見た限りで目を引いたのがとサルマ・ハエックとジェニファー・アニストンです。
二人とも式にはプレゼンターで登場していました。メキシコ出身のサルマ・ハエックは短編ドキュメンタリー賞と短編実写賞のプレゼンターで登場し、大きな胸を黒い衣装で包んでいました。谷間をあらわにしているのではなく、大きな胸が上記だけ飛び出していました。
サルマ・ハエックは今回のプレゼンターではナンバーワンの巨乳です。
写真で全然印象が変わりますが上記がサルマ・ハエック、こアカデミー賞では写真よりも胸が大きく見えました。
ジェニファー・アニストンは身長164cmとありますが、それ以上に高く見えました。それもそのはず、スレンダーな体型だから見栄えよくさせています。
片足を出しながらスレンダーな体型で胸元の谷間を見せていました。片足と谷間胸元のダブルパンチとはこのことです。
上記がジェニファー・アニストン、このジャケット写真よりも数割も高く細く見えました。画面のマジックでしょうか不思議です。
また、レッドカーぺットの時から目を引いていましたが、レスリー・マンの黄色さが全体の衣装は遠くからでも突き抜けて目を引きました。でも胸は見えませんでした。
<アカデミー賞は年に1度の映画愛>
アメリカのアカデミー賞は全体的に存在していた仕掛けの数々から、”多様性のある映画愛の大切さ”を再認識させられました。
過去の作品や俳優、監督などをリスペクトすることで、”今の映画界を築いた先人への感謝の気持ち”も表現しています。これはすごく大切なことです。
日本は”多様性のある映画愛の大切さ”が存在しておらず、特に監督は”過去の映画で活躍した一部の人間だけを誇張している現状”です。アメリカのマネはいけないとは思いますが、見習う部分ばかりでした。
<ハリウッドだからできるスターが毒舌ツイートを自分で読む>
最後に印象に残った”毒舌ツイート”を本人に読み上げさせるという企画も印象に残りました。ハリウッドは文句や批判を受け止める寛大で多様性があるという部分のメッセージです。
*読み上げ順序
ナタリー・ポートマン⇒ライアン・ゴズリング⇒サミュエル・L・ジャクソン⇒ジェシカ・チャステイン⇒フェリシティ・ジョーンズ⇒エディ・レッドメイン⇒ウーピー・ゴールドバーグ⇒リン・マニュエル・ミランダ⇒ケイシー・アフレック⇒エマ・ストーン⇒マイルズ・テラー⇒ティルダ・スウィントン⇒ジェフ・ブリッジス⇒ロバート・デ・ニーロ(トリ)
個人的には、これらの計14名の中でエマ・ストーンはどんな役を演じても”薬物中毒の女性”に見えてしまうという批判ツイートをエマ・ストーン自身が読まされていた部分が印象に残りました。
エマ・ストーンの写真、胸やお尻は小さめですが透明感が出ています。
ハリウッドもすばらしいですが、ぜひ日本映画の黄金期の良さもよければ↓↓
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