映画を極めろ一直線女子の究極裏道

「口も八丁 手も八丁 俺は天下の豪傑だ!」      あなたもキミも ついでに赤ちゃん そしてわたし 世の中にのさばる悪党を裁き成敗する国士たち     国賊裁き天下を動かす用心棒なのだ!?

真実の光 マーロン・ブランドと三船敏郎の×××

 

 

映画道を極める一直線女子 世界最速1位はあの人 大記録が語る映画スターたちの真価を更新しました。

 

今回は「世界最速1位はあの人 大記録が語る映画スターたちの真価」と題して進行してきました。松方弘樹の話もまだまだ進めたいの山々ですが、一度は離れようと思います。

 

今回は前回に松方弘樹と関連付けた鶴田浩二と同時期に関与した俳優たちに関して、戦後の歴代の記録やランキングを通して取り上げてみました。

 

最近、テレビがちゃんと取り上げない、世界である程度は知られていようが日本では全然上位に入らない俳優に関してもつっついてみました。

 

 

マーロン・ブランド三船敏郎の×××>

 

三船敏郎は、アメリカでいうと戦後の映画黄金期で主演数が極端に少なかった異色のスターのマーロン・ブランド(Marlon Brando)と通じるところがありました

 


マーロン・ブランドは、いい意味で異様なプロ意識の高さなどから生涯を通じて多くの映画に出演しない俳優でした。

 

マーロン・ブランドは40作の映画出演は戦後の黄金期の映画スターの中でも少ない方から数えた方が早めです。海外にも同期デビューで100作の映画に出演している俳優が数多くいます。ですが、彼は50作も出ていませんでした。50作ほどは日本にも海外にも現役にも腐るほど存在しているからです。

 

 

ゴッド・ファーザー (字幕版)

マスコミ的には代表作は「少ないが有名作がいくつかあればいい」

「それなら今後の時代でもいくらでも出てくる可能性があるから貢献している」と

言いたげの表情にも受け取れます。

 

 

三船敏郎も140作ほどの映画出演数は日本の著名な俳優の中では上位には入りません。渥美清も同様ですが、主演数75作は戦後でも20位にさえ含まれません。映画愛子も多くのデータを確認していますが戦前含めたら40位以下なのです。

 

タイトルの” ×××=通じる”

 

マーロン・ブランド三船敏郎の共通点>

 

マーロン・ブランド 

功績以上に知名度が高い◎

歴代著名俳優では映画出演が少ない◎

歴代著名俳優では代表作数が少ない◎

 

三船敏郎

功績以上に知名度が高い◎

歴代著名俳優では映画出演が少ない◎ 

歴代著名俳優では代表作数が少ない◎

 

・簡単なところでも2人は上記の3つが重複

 

アサヒグラフ1998年1・25増刊号 追悼 三船敏郎 男 THE MAN

 

マーロン・ブランドと重なる部分でしょう。アメリカの俳優は生涯を通じて黄金期も日本映画のように映画に出ないのでまだいいのかも知れませんが、ここは日本です。アメリカや欧州ではありませんからね。

 

 

日本映画には200作以上出演した俳優が100名以上、150作は200名以上いますが、三船敏郎は200作にも150作の中にさえ含まれません。

 

たしかに三船敏郎の主演75作の割に主な代表作が50作ほどあったは事実ですが、戦後の代表作数ベスト10には含まれません。同期デビューの鶴田浩二は70作、片岡千恵蔵は戦後だけでも代表作数100作越していますからね。2倍以上差があるわけです。その辺jも踏まえてメディアは伝えるべきだと考えています。

 

 

千恵プロ時代―片岡千恵蔵・伊丹万作・稲垣浩 洒脱にエンターテイメント (映画読本)

千恵プロ時代―片岡千恵蔵・伊丹万作・稲垣浩 洒脱にエンターテイメント (映画読本)

 

 

 

<1940年代後半の同期デビューの二人の映画数>

       出演  主演  主な代表作

三船敏郎 約140作 約75作 約50作

鶴田浩二 約260作 約165作 約75作

 

↑誰が見てもわかると思いますが、大きな差がありますよね。代表作は主演や代表作ほどの差はありませんが、主演というのは数だけでも多くの仕事を生み出す部分であり、評価の大きな部分です。メディアはこの部分をちゃんと取り上げるべきです。これも大きな評価の基準だからです。

 

 

時代劇6大スターがいなければいない現実 三船敏郎の評価は電通に過大評価されてる?!

 

三船敏郎の評価は、現在の芸能を牛耳っている東宝の俳優だったことも影響しているのでしょう。マスコミやメディア、電通などの広告会社などの後付けで誇張された部分が大きいことも事実です。東京五輪の開催も影響も指摘されます。

 

 

僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話

 

三船敏郎は海外に知られていようが、時代劇6大スターよりはかなり下の評価をしている俳優です。時代劇6大スターの主演数ワーストの大河内伝次郎の主演映画数でさえ140作強です。主演代表作は85作ほどあります。これは事実だから書きますが三船敏郎は時代劇6大スターの6名に到底及んでいません。

 

数が少ない割に活躍はしたのですが、彼は数や記録があまり評価できない部分は消えません。最低でも主演100作は必要でした。

 

 

映画350作以上、主演320作ほどの片岡千恵蔵ら時代劇6大スターがいなければ、三船がコンビを組んだ稲垣浩黒澤明が存在していないわけですし、代表作の半分以上がないわけで彼は存在さえしていません。

 

稲垣浩片岡千恵蔵は戦前に40作以上の名コンビを形成、東映の戦後の明朗や娯楽時代劇の形成にも大きな影響、また伊丹万作との20作近いコンビは東宝の喜劇路線や喜劇時代劇にも大きな影響を与えました。他にも多くの影響が存在しています。

 

ちなみに1950年代から1960年代の最大の黄金期の三船敏郎黒澤明東宝東映に圧倒されていましたが、現在は”それがイメージ的にないこと”になってるのは何故でしょう。

 

いずれまた取り上げたいと思いますが、”数出るときが基準の時に映画にあまり出ていない事実”をちゃんと含めて、映画評論家やメディア関連は改めてちゃんと再評価していただきたいところです。