新元号を彩る世界映画俳優史上歴代最多10つ目の当たり役
このブログの2019年目1発目の花火、新元号も近い、華々しく日本を代表する正月映画からスタートさせます。新年1発目は世界に誇るべき、歴代ナンバーワン俳優で行きましょう。
今回は映画を極めろ一直線女子 「多様性の超鬼」 140作90年の国民的映画次郎長27作の墓標を公開させていただきました。日本を代表する世界的映画監督のマキノ雅弘など多彩で華やかに彩っています。裏の「新年を彩る世界映画俳優史上歴代最多10つ目の当たり役」スタートです。
1957年公開の正月映画『任侠清水港』は2018年の1位作品の軽く2倍以上の興行収入
一つの登場人物題材における世界歴代上位の通算140作以上が作られた国民的映画の次郎長映画、
1957年公開の『任侠清水港』は時代劇の清水次郎長題材の通称・次郎長映画、オールスター時代劇映画、集団時代劇映画、侠客物時代劇映画、超大作時代劇映画、明朗娯楽時代劇映画などの複数要素を持つ『任侠清水港』は現在の物貨に置き換えると軽く興行収入200億以上を記録、2018年の1位の公開映画作品の軽く2倍以上を記録しました。
松竹映画の「君の名」(現代映画の数部作で歴代最多観客動員の3部作)は並び、日本映画の黄金期を代表する映画シリーズとなりました。人情と正義、仲間に慕われ、150年以上も愛される大リーダー、海外に放つべき日本を代表するスーパーヒーローが清水次郎長です。
『任侠清水港』は女児、少女子役の名子役の植木千恵と日本映画史上を代表する映画スターの父の片岡千恵蔵(Chiezo Kataoka)の共演作、父の主演のみの共演作としては最大の観客動員を記録、2000万人近いほどの観客を記録した、歴代の記録的な大ヒット映画です。
1950年代後半の日本映画の黄金期は年間500作ほどの一般映画が公開され(現在の日本映画界は小規模上映のインディーズ映画や単館級のポルノ映画が日本映画の大半を占める状況)、日本の人口9000万人強の時期にこの数字ですから、驚異的な国民的大ヒット、現在の人口でいうなら3000万人近くを動員したことになり、この時点で国民的、世界的とも言えるでしょう。
『任侠清水港』は1957年1月3日に東映京都の製作で東映の配給で全国公開されました。
*天下の大親分の清水次郎長のフィギュア、現実に存在した実在のヒーローが清水次郎長、アメリカのヒーローは虚構ばかりですが、日本は違いますし、存在しています。そこも優れている部分です。NHKやテレビ局もアニメ関連を異常に盛り上げてばかりではなく、こちらをきちんと取り上げるべきだと考えています。こちらのほうが日本だからです。
1957『任侠清水港』の主な出演者 名優以上のみ
1957『任侠清水港』の主な出演者 名優以上のみ
主演スターで活躍した俳優=片岡千恵蔵、市川右太衛門、中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、伏見扇太郎、大友柳太朗、月形龍之介 8名
ヒロインメインで活躍した女優=花柳小菊、高千穂ひづる、千原しのぶ、長谷川裕見子、三浦光子 5名
助演の上位表記で活躍した大名優=片岡栄二郎、進藤英太郎、山形勲、原健策、阿部九洲男、香川良介、東野英治郎 7名
脇役の名優=植木千恵、吉田義夫、加賀邦男、東宮秀樹、清川荘司、沢田清、山口勇、上代悠司、小金井修、有馬宏治、高松錦之助、富田仲次郎、小田部通麿、月形哲之介、楠本健二、中村時十郎、団徳麿、赤木春恵 18名
有名俳優=8+5+7+18=通産38名
片岡千恵蔵、市川右太衛門、中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、伏見扇太郎、大友柳太朗、月形龍之介をはじめ、花柳小菊、高千穂ひづる、千原しのぶ、長谷川裕見子、三浦光子、片岡栄二郎、進藤英太郎、山形勲、原健策、阿部九洲男、香川良介、東野英治郎、実に豪華、華やかな配役です。
片岡千恵蔵、市川右太衛門、中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、大友柳太朗、月形龍之介は国民的主演映画俳優です。国民的映画俳優が主演スターのみで7名出演、
8大スター、13スター、20上位名優、現代では困難な38名の名優が総出演を果たす。もちろん2018年に死去した東映時代劇映画の名脇役女優として知られる赤木春恵も出演しています。
片岡千恵蔵が清水次郎長を演じ、通算4作が作られて4作通産で最低でも4000万人以上を動員したと考えられています。数十名の有名俳優と競い合い140作以上作られた国民的映画、次郎長映画においても彼は歴代ナンバーワンとなりました。
1957『任侠清水港』 東映京都の時代劇オールスター 片岡千恵蔵=清水次郎長
1958『任侠東海道』 東映京都の時代劇オールスター 片岡千恵蔵=清水次郎長
1960『任侠中仙道』 東映京都の時代劇オールスター 片岡千恵蔵=清水次郎長
1963『勢揃い東海道』 東映京都の時代劇オールスター 片岡千恵蔵=清水次郎長
新年を彩る世界俳優史上歴代最多10つ目の当たり役
千恵蔵は戦前から「万花地獄」の小枝角太郎、宮本武蔵、「忠臣蔵」や「赤穂浪士」の浅野内匠頭、国定忠冶、遠山の金さん、多羅尾伴内、金田一耕助、「忠臣蔵」や「赤穂浪士」の大石内蔵助、「大菩薩峠」の机龍之助(机竜之助)など次ぐ,
映画主演の最後の大きな当たり役の一つ、4度演じた「新選組」の近藤勇を含むか悩みますが、含めないと清水次郎長(千恵蔵版は時代劇映画の数部作で歴代最多観客動員)で、世界俳優史上歴代最多、日本俳優史上歴代最多の”映画俳優10つ目の有名な当たり役”としました。
映画主演スター最初の当たり役「万花地獄」と稲垣浩
「万花地獄」は1920年代後半にヒットした片岡千恵蔵の映画主演スターとしての最初の当たり役となり、現時点でサイレント映画9本(うち断片1本)の記録が残されています。時代劇映画や時代劇そのものを代表する大巨匠の稲垣浩もこの映画「万花地獄」シリーズで1929『続万花地獄 第二篇』、1929『続万花地獄 完結篇』を監督、巨匠への出世の流れにつなげました。 「万花地獄」はマキノプロダクション時代の前期シリーズからの現存の断片版が存在しています。
千恵蔵とも共演が多い広沢虎造 (2代目) 、彼は近代で随一の名浪曲師といわれ、伝説的存在ですが、
広沢虎造 第四集 秘蔵! 名盤集 CD8枚組 BCD-022
を映画界で成功させたのが片岡千恵蔵です。千恵蔵の主演映画の1939年『清水港』1940『続清水港』は広沢虎造の映画出演の代表作です。浪曲師として森の石松、吉良の仁吉などを含めた、次郎長関連の題材を得意としたことでも知られ、片岡千恵蔵は幅広い業界の人物たちを映画界に引き込んで成功させた大人物としても知られています。広沢虎造もその一人です。
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